この記事ははんドンクラブ Advent Calendar 2021の12日目の記事です。
というわけでこんにちは。柚緋奈です。
アドカレのネタがないよ~って悩んだ末に、普段自分がVRoid Studio製アバターで遊んでること(のうちの画像作りについて)をまとめるという誰得な感じの記事になりました。
でも、せっかくアバターを作ったのに何しようか迷ってるかもしれないこの地球上の誰か1人でも役に立ったら嬉しいかなと思います。
始めに
VRoid Studioに限らずセシル変身製でもHomunclusse製でもなんでも要するにVRM形式の3Dモデルなら全部OKな内容だと思います。(中級のVRoid Studio編・上級を除く)
全部無料で出来ます。 1 あと難易度の階級は完全に主観なのでガバガバです。
全部書いたらめちゃくちゃ長くなったのでお時間のあるときにでも読んでください。
初級(超簡単)
Vismuth
こういうタイプの画像はVismuthというアプリを使います。
使い方はiPhoneもしくはAndroid端末にインストールしてVRMモデルを読み込むだけです。



超簡単。ポーズも結構色々選べます。雑に撮ったからこの記事の編集画面が背後に映り込んでるのはちょっとアレですけど、まあ説明用の写真なので…。
こういう「現実に映り込む写真」って個人的に結構好きなんですよね。
VWORLD

2020年中のアイコンは全部このソフトで撮ったものをトリミングした画像でした。
VWORLDというソフトウェアでVRMモデルを読み込んで、撮影するだけです。

良い感じになるような場所に移動して

好きなポーズを選んで、カメラの角度とか調整したら撮影キーを押して完成。超簡単です。
もっと背景にこだわりたかったら建築メニューで色々生み出せるのでその辺でなんかやってもらったらいいと思いますが、自分がこのソフトウェアを使うときは「サッと撮りたいとき」なので、建築で何か生やしたりしたことはないです。
中級(Photoshopで合成)
VRMお人形遊びPC版
これはVRMお人形遊びPC版というソフトウェアで、VRMお人形遊び用ポーズ集(その4/百合専用ポーズ集)を利用して作りました。背景はBg-patternsの素材をPhotoshopでなんか良い感じに 2 というやつです。
VRMお人形遊びPC版のポーズ集はBOOTHに色々あるので、探してみると何か希望に沿ったものが見つかると思います。
初級のものと違って自力で任意のポーズを付けることも可能です。

VRMお人形遊びPC版では背景透過PNGかつ4Kサイズ(↑の画像で指してる部分)で撮影しておいて、撮影した画像と背景をPhotoshopで合成します。画像サイズは合成時に調整したら完成です。
ちなみにこの画像のポーズはジョジョ立ちポーズ集です。
VRoid Studioの撮影機能

この画像はVRoid Studioの撮影機能で撮ったものをBg-patternsの素材と合成したものです。 3

この画面でポーズを付けるんですが、ポーズのプリセットはそんなにありませんがアニメーションは男女別に結構色々あるのでアニメーションの一時停止タイミングで面白いポーズになったりします。
もちろん自力で任意のポーズを付けることも出来ます。
でも自分は、大体はアニメーションの一時停止を良い感じにして撮影してる気がします。
しかしこの撮影機能、背景透過での出力が出来ないんですよね。不便です。
VRoid Studioで背景画像を直接読み込めって話になるんでしょうけど…それだとキャラ単体の縁取り加工とか出来ないんで困ったものです。
(言い換えると、最初から背景画像と合わせるだけの人はVRoid Studioに読み込めば良い?)
仕方がないから、いつも背景の色をなんかグリーンバックとかそういう感じの抜きやすい色にしてPhotoshopで自動選択からの消去でキャラを切り抜きしてます。
あとは撮影サイズは4Kにしておいて、アンチエイリアスの設定は忘れないように。
何故デフォルトでアンチエイリアスがオフなんだ。


うっかりアンチエイリアスなしで撮っちゃうとガビガビでイラつく羽目になります。
撮影した画像と背景をPhotoshopで合成するのはVRMお人形遊びPC版のときと同じです。
中級の余談(VRoid Hub投稿用サムネイルの作り方)
VRoid Hub上では

こういう感じでバストアップだけ表示されて、バストアップ画像へのマウスオーバーで全身画像が出てくるんですがTwitterにVRoid HubのURLを投稿するとそのバストアップ画像と全身画像が合体してるんですよね。
なので背景は違和感ないようにしたいわけですが、そのやり方は…八雲佐世さんのnoteの記事を読めば早いです。手抜きじゃなくて、自分もこのnoteを読んでからこの編集をやるようになったからです。
(↑のやつは着物の袖が途切れてるから逆にそこが境目って分かっちゃうけど)
配置を全部統一するために、ガイドをセットしてるひとつのPSDファイルに衣装ごとにレイヤーフォルダーを増やしていってるわけですが


ファイルを開くのに時間かかるわレイヤー数がめちゃくちゃなことになってるわで大変です。
上級(と言うほどでもない)
MikuMikuDance+MikuMikuEffect
3Dモデルを踊らせるソフトウェアでは?と思われるかもしれませんが、実は1枚画像での出力も出来ます。今のメインTwitterアイコンの画像はMikuMikuDanceで作りました。はんドンクラブの今のアイコンもMikuMikuDanceで作っています。

そもそもなんでMikuMikuDanceで作ろうと思ったかというと、自分のアバターにデュエルディスクを装着させたかった 4 からなんですけど、そのおかげで画像作るのにMikuMikuDanceが結構便利だぞって気づけたので良しということです。

まずMikuMikuDanceでVRMモデルは読み込めないので、MikuMikuDance用で使うための形式であるPMXモデルに変換します。
VRoid Studio正式版で作ったVRMモデルなら
と[ツール] Pmx変換したVroidを(追加)最適化 [Vroid2Pmx対応版]を利用すると良いと思います。
自分はベータ版モデルなので、
と[ツール]MMD変換したVRM(Vroid)を使いやすく最適化を使いました。
全ての便利ツール作者様に圧倒的感謝です。
MikuMikuDanceにはMikuMikuEffect 5 をインストールします。静止画を作るのならエフェクトがあるのとないのとで大違いです。
中級の時と違って、エフェクト等の兼ね合いで背景もステージを利用してMikuMikuDance内で画像作りを完結させた方がいいです。
PMX変換したモデルとステージをMikuMikuDanceに読み込んでから、ポーズを自分でつけるなりポーズファイルを読み込むなりしてそのあとエフェクト色々適用したら画像出力して完成です。
表示メニューから出力サイズは変更出来るので、任意のサイズでやってください。 6

MikuMikuDance用エフェクト・ステージ・ポーズ等は、膨大な数のファイルがインターネット上に公開されているから逆に探すのが大変なんですよね。上級にしたのはその辺が理由です。
探すときはニコニコ静画をタグ検索すると良いと思います。ニコニコのタグ機能は優秀です。
タグ検索リンク:エフェクト ステージ ポーズ
もしくはエフェクトはVPVP wiki内のMME用エフェクトのページをワード検索するとかですかね。
一応画像を作る時に使ったやつは
この3つはニコニコ静画内を検索して見つけました。
使ってるMME用エフェクトファイルは
です。
本命のデュエルディスクは
のデュエルディスクをPMXエディタでちょっと 7 サイズダウンさせたものです。
そのままだとVRoid Studio製モデルには大きすぎるんじゃないかと思います。
この世に遊戯王VRAINSの旧式デュエルディスクをVRoid Studio製アバターに装着させたい人が自分以外に何人居るのかは知りませんが…。

そういえば1月4日まで使用していたこのブログのNO IMAGE画像とホームイメージ画像を作った時もMikuMikuDanceを使ったのですが、その時は

この画像 8 を作って背景画像で読み込んで撮影してからPhotoshopで切り抜いて合成というVRoid Studioの時と同じ手法でした。
たぶんMMEの影響で透過PNGで画像出力出来ないっぽいんですよね。
ここまでしてMikuMikuDanceをわざわざ使うメリットとしては、インターネット上で配布されてるエフェクト・ポーズ集がとても豊富というところが大きいです。
終わりに
こんなに長くなるつもりじゃなかったんです。本当に申し訳ございません。
VRoid Studioも正式版リリースでプリセットが豊富みたいですし、一度3Dモデルを作ってこの記事みたいな遊び方をするのも良いと思います。
アドベントカレンダーはまだまだ折り返し地点手前なので是非とも他のアドベントカレンダー参加者の記事も見てみて下さいね。
追記
VRoid Studio正式版でなんやかんやする記事を書きました。
コメント